水着とビキニについて

水着とビキニについて

ビキニとはヒップとバストを強調するセクシーな水着を指します。
最近の流行では、小さな4つの三角だけで構成されたトライアングルビキニ、肩紐がなく危ういバンドゥーブラビキニ、お尻を立体的にヒップアップ出来るお尻ギャザーボトムビキニなどが挙げられます。
ここでは水着の発祥からブラジルビキニの歴史についてご紹介いたします。

水着の歴史

昔は、水着という概念がありませんでした。
そのため裸や下着、普段着のままで身近な海水浴や川遊びを楽しんだといわれています。
鉄道網や自動車などが普及すると、海水浴はレジャーになりました。
大勢の人が海浜に向かうようになると、濡れても動きやすく肌が透けて見えないスイムスーツと呼ばれる水着が作られようになり、1920年代にジャージー素材が作られるとより機能的な水着としてタンクスーツが登場します。

タンクスーツとはプール水泳用水着で、現代のスクール水着の原型となっています。
現在ではレースの為の競泳用、サーフィンなどのスポーツ用、おしゃれなフィットネス用、ファッションを楽しむ遊泳用など様々な水着が開発されています。

ビキニの誕生

第二次世界大戦後、最小の水着を最初に作ったのはフランス人デザイナー、ジャック・エイムといわれています。
胸部分とお尻部分に分かれた露出の多いツーピース水着を『アトム』として発表しました。
これに対抗したのが同じくフランス人のルイ・レアールです。
ビキニ環礁の原爆実験にちなんで、刺激的な世界最小の水着を『ビキニ』として売り出します。
1950年代に日本にも輸入が始まり1970年代にはキャンペーンガールによりビキニが流行し、1980年代よりグラビアやアイドルなどの影響によって一般にも普及していきます。

1990年代、ボディーファッション水着としてデザインも多様化しタンクトップとビキニパンツの組み合わせでワンピースに見えるタンキニや、ブラトップのデザインにより三角ビキニ、ホルター、バンドゥー、ボトムの変化によりブラジリアンカットもローライズやチーキーパンツ、ハイウエストも楽しめる折り返しスカートパンツなど細分化してきました。
現代では、正面はブラとパンツがつながったワンピースに見え、後ろ姿はビキニを着ているように見えるモノキニなども登場しています。

ブラジルビキニの登場

1950年代に女優のノルマ・タマルやカルメン・ヴェロニカがリオデジャネイロのホテル、コパカバーナ・パレス前のビーチで披露したのが始まりと言われています。
ボディーファッションとして体を魅せるのが好きなカリオカ(リオの住民)にビキニはすぐに流行し1972年にはBLUE MAN、1982年にはsalinasといったブラジリアンビキニブランドがコレクションの発表を始めます。
1980年代にはハイレッグが世界的に流行し日本で言うT-バック、ブラジルではFio Dental(デンタルフロス)と呼ばれるマイクロビキニがブラジリアンビキニのイメージとして世界に知られる事となります。

1990年代には欧米向けにエキスポートカットの輸出が始まり2000年頃日本人向けにジャパニーズカットが開発されました。
ジャパニーズカットはお尻の面積が小さめなビキニと言う程度で、初心者の方でも安心して楽しめます。
ぜひブラジリアンビキニを挑戦してみて下さい。